
こんにちは、マルクスです。
今回は「ゾーニング」がテーマの漫画です。
ゾーニングとは、性的コンテンツを見るのが嫌、必要のない人には偶発的に視聴、閲覧できないように公開範囲を制限したり区分すること。
この漫画はタバコで例えていますが、煙を吸いたくない人がずっと呼吸をせずにいることはできないので、喫煙者に喫煙する場所を区分してもらうようお願いしている。
対して、エロコンテンツも、見たくない人がずっと目を閉じて生活することはできないので、コンテンツ発信側に展示する場所を区分してもらうようお願いしている。
喫煙に関しては、今副流煙の危険性が周知され、ゾーニングに対して理解をしている人が増えていると感じます。
社会的に「喫煙場所以外で吸うな」という風潮もあります。
しかし、エロコンテンツに関しては「作者の利益を無視している」「コンビニ等、成人雑誌が必要な人もいる、販売店側の判断に任せるべき」「表現の自由だ」という意見が多々あります。
ここから僕の反論です。
「作者の利益を無視している」→ターゲットをしっかり決めて、ピンポイントで宣伝したほうが効果的ではないでしょうか。
「コンビニ等、成人雑誌が必要な人もいる、販売店側の判断に任せるべき」→ネットが発達している時代です、それに成人雑誌の売上は年々減少しているようです。また、子供や女性も目にする公共の場では展示は不適切です。コンビニの女性店員さんに成人雑誌を見せびらかし、セクハラしているという情報も多々あり、やはりそれは問題です。
「表現の自由だ」→表現は自由です。公開範囲が限られることは「表現の自由の侵害」にはあたらないと思います。基本的に制限される対象は猥褻物陳列、性暴力を助長&連想させるものであり、執筆作業そのものに違法性はありません。
ゾーニングは販売、宣伝場所について配慮を求めるということで、それが表現規制につながる訳ではありません。
もっと、エロコンテンツが公共の場に溢れていることの危険性に男女ともに大人が関心を持ち、対策することが大事なのではないでしょうか。
コメント
ゾーニングには両界隈の不干渉を貫くためにも賛成ですが、必ず「これはゾーニングではない」と主張する者が出てきます。例えば「ツイッターでエロ絵を投稿する場合(不適切な画像設定をしていても)鍵をかけないとゾーニングではない」という主張は既に出ています。私は際限なく表現の場が侵されることに危機感を覚えています。ゾーニングというのはお互いの譲歩によって成り立つものだとご承知ください。
私も「レ○プ」とかいきなり出てくる性暴力剥き出しの広告に嫌気がさしてます。
実際、私のような性被害に遭った者は当時をフラッシュバックさせます。
そして、毎日ちょっとずつそういった性暴力系がチラチラ目に映るのが当たり前になっている現代の若い学生さんの将来の性的嗜好に影響が出そうで心配です。
広告元は犯罪を増やす可能性があることを十分に理解しているのか?
広告元を訴えたいくらい嫌です。
ゾーニングを勧めるなら「エロコンテンツが公共の場に溢れていることの危険性」をもっと具体的に教えてほしいです。
勿論、そういうジャンルが目に触れれば不快に思う人がいる、傷つく人がいる、その理屈はわかります。(※男女問わず)
でももっと「エロコンテンツが公共の場に溢れていること」によって、社会に及ぼす具体的な危険性、悪影響を検証した科学的なデータ。
それらのデータを元に「ゾーニングをすれば社会的にデメリットよりもメリットの方が多い」となるなら、ゾーニングは賛成ですし、そうじゃないなら反対です。
例えばタバコの場合、それなりの科学的なデータをそろえてから各国で分煙や禁煙を進めました。
しかしエロコンテンツに関するゾーニングに関しては、感情論が先行して、データによる検証が不十分であるというのが僕の個人的な意見です。
(エロコンテンツが子供の目に触れれば悪影響だ!という意見はよく見ますが、子供の目に触れることによって人格形成にどのような影響があるのか、子供の将来にどの程度影響を与えるのか?
科学的に信憑性のある検証データを私は見たことがありません。)
本日Twitterを見ていたら、マルクスさんの男女の言葉遣いの違いによって女性が被っているストレスの漫画ツイートを見つけまして、それに対するたくさんの意見が渦巻いているのを見ました。
その後このブログに来ています。私もゾーニングには賛成です。表現の自由も、男女の適正な関係づくりと同様、容易に線引きができない難しい問題ですね。
昔、石川サブロウ先生の「蒼き炎」という漫画があって、主人公の描く女性の裸体画が果たして芸術か単なる猥褻絵なのかというテーマを明治あたり?の日本と世界を舞台にやっていました。
ゾーニングも国家とかが一方的に基準を決めてやり過ぎると表現の自由の侵害になる可能性は十分あるだけに、どうやって基準を決めるかが難しい問題ではあると思います。
色々考えさせられ、書きたいこともあるのですがすぐにはまとまらないので今日はここにコメントさせていただきました。それではまた。
日本においてエロコンテンツのゾーニングが曖昧になっている最大の原因をご存知でしょうか?こういったことを調べていらっしゃるなら、もしかしたら今更な話かもしれませんが、コンビニにエロ本を置ける理由(原因)となっているのは、実はモザイクなんです。これもご存知だとは思いますが、欧米ではエロコンテンツにモザイクはありません。性器はモロ見えです。だからこそ猥褻物として扱われています。日本の場合はモザイクがあるせいで猥褻物陳列罪にはなりません。だからコンビニにも置けるのです。猥褻物ではないものをコンビニに置くなと言っても、それはただの好みの問題として片付けられてしまうのです。欧米と同じようにゾーニングをもっとしっかり、と考えるなら、欧米と同じようにモザイクを無くす方向に持っていったほうが早いかもしれません。