TOKIOの山口達也氏の強制わいせつについて

TOKIOのメンバー山口達也(46)が未成年の女性への強制わいせつ容疑で警視庁に書類送検された事件について。僕が驚愕したのはネットの反応だ。ハニートラップなのではないか。男の部屋に入るなんて被害者の責任もあるのでは。山口くんの人生を終わらせた女許せない。信じられない嘘であってほしい。

 

そして、一番最悪なのは 被害者の女子高生は誰だ!!被害者は実名で世間に告発したわけではない。芸能人や有名人のMeTooは勇気をもって実名で告発することを決意した人達だが、今回の事件は被害者にその意思はなく、特定する行為は完全にセカンドハラスメントである。国会の事件、酩酊した山口氏に被害者が呼び出され、友人と一緒に山口氏の自宅に入ったところ、卑猥な言葉を投げかけられたそうだ。そして「何もしないなら帰れ!」と怒鳴られ、被害者は立ちすくんでしまったとのこと。まだ高校生の被害者に、業界の権力者相手になにができただろう?権力者に抵抗するなんで男性でもできる人は極少人数なのではないだろうか。被害者が自衛していなかったとの批判もあるが、友人を連れていったのが被害者にできる最大の自衛だったのでは?そもそも、自衛せざるを得ないこの現状で自衛していない女性なんかいないだろう。そこに他人が自衛の甘さを追及するのは紛れもないセカンドハラスメントだ。

権力者のセクハラ、性暴力は被害者にとってとてつもなく脅威だ。断ればその先の将来に響くし、受け入れれば地獄が待っている。そして、受け入れてしまう被害者の数が多ければ多いほど性暴力に寛容的な風潮が強まり、被害者が増えていく。この事件は特に、被害者が未成年ということも問題だ。いくら大人びて見えても、15~18歳。被害者を批判している人たちはこのまだまだ幼いこの年齢でみんな業界をうまくサバイブできるのだろうか?ほとんどの人はただただ飲み込まれて行くだけだと僕は思う。

山口達也氏の行為はれっきとした「心の殺人」だ。僕は権力者からの性暴力には特に激しく批判する。今回の件、加害者はあくまで山口達也氏だ。被害者になんの落ち度もない。被害者を攻撃、特定しようとしている人、加害者を擁護したり「嘘であってほしい」と言っている人。一度、その行為が今回の被害者にどんな影響がでるか考えてみてほしい。お願いだから。本当にお願いします。

↓権力者からの性暴力がいかに脅威であるか分かる。


↓犯罪心理など、歴史的背景も交えてまとめられている。

コメント

  1. 匿名 より:

    山口達也を擁護する声はあるのに、山口達也は正しい!よって、46才の女性が男子高校生にわいせつ行為も正しいからするべき!という声がないのは不思議です。
    いや、もちろんダメですが。